ファーストフード世界大手米マクドナルドの英国法人は7月19日、6店舗で再利用型のカップを実証導入すると発表した。同社は2020年9月、サーキュラーエコノミー推進TerraCycleの容器回収・再利用事業Loopと協働し、英国での飲料カップの回収・再利用スキーム開始を発表していた。
【参考】【イギリス】マクドナルド、飲料カップの回収・再利用スキーム開始。業界世界初。Loopと協働(2020年9月13日)
今回のスキームでは、購入時に1ポンド(約150円)のデポジットを徴収。空きカップを購入店舗に設置された専用の回収ボックスに返却すると、デポジットが返ってくる。また購入時には20ペンス(約30円)の割引が適用される。ドライブスルーでも利用可能。返却をし忘れた場合には、2つのデポジットカップを受け取り、後日2つまとめて返却してもよい。
使用するカップは、Circular&Coが開発した、耐久型のカップ。工学用ポリプロピレン(PP)プラスチックと再生紙を原料とし、プラスチックの量も削減。返却後は、洗浄して再利用する。再利用できなくなった後は、リサイクルして、再度同じカップに蘇る。
ファーストフード大手では、スターバックスやバーガーキングも同様に、再利用型カップの実証導入を進めている。サーキュラーエコノミー化の一環。
【参考】【国際】スターバックス、欧州・中東・アフリカで再利用可能カップ導入開始。韓国では使い捨てカップ廃止(2021年6月5日)
【参考】【アメリカ】バーガーキング、グリーン・パッケージ・パイロット・プログラム展開。環境負荷低減(2021年5月11日)
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