投資運用世界大手米ブラックロックのブラックロック財団は9月20日、再生可能エネルギー推進団体「Breakthrough Energy Coalition(BEC)」による2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成向けたソリューション開発プログラム「Catalyst」に1億米ドル(約110億円)拠出すると発表した。
加えて9月19日には、IT世界大手米マイクロソフトも同プログラムに対し、1億米ドル(約110億円)拠出すると発表。脱炭素化に向けた再生可能エネルギー転換の加速が進む。
Breakthrough Energy Coalition(BEC)は、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏ら個人で参加している団体。車両ネットワークや慈善活動、政策アドボカシー等、2050年カーボンニュートラル達成に向けたプログラムにも投資を行っている。
【参考】【国際】ビル・ゲイツら世界の資産家33名、10億ドルの再エネ分野ファンドを共同設立(2016年12月24日)
同プログラムはまず、二酸化炭素の直接空気回収(DAC)、グリーン水素、長期間エネルギー貯蔵、持続可能な航空燃料(SAF)の4分野に注力する。
ブラックロック財団は、2020年の設立以来、今回の拠出が最大。ブラックロックは2021年初頭、政府と機関投資家、慈善団体のコンソーシアム「気候変動ファイナンス・パートナーシップ(CFP)」に2.5億米ドル(約275億円)投じている。さらに2050年カーボンニュートラルに向けたレイトステージのベンチャーキャピタルやアーリーステージのグロース型プライベートエクイティ投資ファンドの組成にも注力予定。
【参照ページ】The BlackRock Foundation Grants $100 Million to Breakthrough Energy’s Catalyst Program for Investments Focused on Clean Energy Technologies
【参照ページ】Further, faster, together: Microsoft donates $100 million to Breakthrough Energy Catalyst to accelerate and scale climate tech
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