印ソフトウェア大手HCLテクノロジーズは5月24日、水をテーマにした起業家「アクアプレナー」を支援する「アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ」の発足を発表した。
同イニシアチブは、淡水の保全と資源管理の世界的なアジェンダを推進するためのプラットフォーム。デロイトとセールスフォースが共同運営しているイノベーション・デジタルプラットフォームUplinkと提携し、世界経済フォーラム(WEF)が運営する。HCLテクノロジーズは5年間で1,500万米ドル(約19億円)を拠出する。
世界の淡水エコシステムは、気候変動の脅威に晒されており、インド、フランス、アメリカ等で記録的な旱魃が発生している。2030年までに世界の人口は85億人に達し、世界の水需要は持続可能な供給の40%まで増加することから、水の安全保障への取り組みの重要性は増している。また、清潔な水へのアクセスの不足が経済成長を最大で3分の1まで制限し、生物多様性と社会基盤に悪影響を与える可能性がある。
今回の発表では、イノベーションの募集、アクアプレナーと既存イニシアチブ・水ネットワークとの接続、ベンチャー企業への資金調達の機会提供、淡水の重要性の世界の認知度向上を実施する。
また、WEFは同日、2022年の世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」の中で、淡水の保全と資源管理におけるイノベーションの重要性をまとめた報告書も発表した。
【参照ページ】HCL Commits $15 million to address global freshwater insecurity
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