Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】アマゾン、2.7GWの再エネ建設へ。Water.orgとの水・衛生支援基金に15億円寄付

 IT世界大手米アマゾンは9月21日、新たに世界で71の再生可能エネルギー発電所建設プロジェクトを実施すると発表した。合計設備容量は2.7GW。

 同社はすでに、世界21カ国で風力・太陽光発電所154ヵ所、屋上太陽光発電225ヵ所を展開しており、合計設備容量は18.5GW。2021年末には、事業全体での再生可能エネルギー比率は85%に達した。

 同社は今回、アジア太平洋地域では、インド・ラジャスタン州で設備容量420MWの太陽光発電プロジェクト3本、欧州では、ポーランドで企業向け発電で最大級の太陽光発電プロジェクト、北米では、米ルイジアナ州で設備容量1GWの再生可能エネルギー発電プロジェクト2本、南米では、ブラジルで設備容量122MWの太陽光発電プロジェクトを実施予定。インド、ポーランド、ブラジルでのプロジェクトは今回が同社初。

 さらに同社は水・衛生(WASH)でもアクションを強化。9月19日には、水・衛生国際NGOのWater.orgと協働し、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで1億人の持続的な水利用確保に向け、気候変動レジリエンスの高い水・衛生(WASH)ソリューション支援基金「Water.org Water & Climate Fund」を発足すると発表した。

 同基金では、水の再利用インフラ、下水処理場、水損失の削減等、気候変動レジリエンスの高い水・衛生(WASH)のプロジェクトを支援予定。

 またアマゾンは同基金の設立に加え、今後2年間でWater.orgに1,000万米ドル(約14.5億円)の寄付も実施。2025年までに100万人の水アクセス確保と、水不足地域への年間30億lの水提供も行う。

 両者は2020年、インド及びインドネシアの地域コミュニティ25万人に、清潔な水・衛生設備を提供するため協働を開始。近隣コミュニティの水アクセスや、家庭へのトイレ設置資金の調達支援として、マイクロファイナンスを行ってきた。同社はインドでは、水・衛生国際NGOウォーターエイドともプロジェクトを展開している。

【参照ページ】Amazon Announces 71 New Renewable Energy Projects Globally, Including Firsts in Brazil, India, and Poland
【参照ページ】Amazon and Water.org Extend Partnership to Provide Access to Safe Water for 100 Million People

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。