プラスチック製造世界大手蘭ライオンデルバセルと独サーキュラーエコノミー特化型投資会社23 Oaks Investmentは10月11日、廃プラスチック回収・分別合弁会社ソース・ワン・プラスチックの設立で合意したと発表した。今後数ヶ月以内に最終投資判断する。
ライオンデルバセルは現在、同社独自ケミカルリサイクル技術「MoReTec」を活用した大規模リサイクル工場の建設をドイツ・ヴェッセリンで進めている。今回設立するソース・ワン・プラスチックは、同工場の原料となる再生原料を調達・供給することが目的。再生原料の安定供給を確保することで、再生プラスチックの生産規模拡大を見込む。
MoReTec技術では、多層食品包装や混合プラスチック容器等、リサイクル困難な消費者向け廃プラスチックをリサイクルできる。すでに、イタリア・フェラーラでは、準量産規模の工場が稼働済み。ドイツ・ヴェッセリンの工場が初の量産規模となる。
Source One Plasticsの工場の年間処理能力は、約130万人の年間廃棄量に相当する。また、風力発電及びバイオマス発電の再生可能エネルギー電力で稼働させる。
【参照ページ】LyondellBasell Forms Joint Venture to Build Plastic Waste Sorting and Recycling Facility and Plans to Build Advanced Recycling Plant
【画像】LyondellBasell
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