IT世界大手米アマゾンは10月20日、世界中での同社サービス上でのフェイクレビュー業者への対応を強化すると発表。閉鎖を迫る法的措置も辞さない姿勢を示した。
同社は、フェイクレビュー業者に対しては、すでにイタリアでは初の刑事告訴を、スペインで初の民事訴訟を起こしている。イタリアでは、アマゾン購入商品の全額返金と引き換えに、5つ星レビューの投稿をユーザーに依頼した個人を提訴。スペインでは、同様の手口でフェイクレビューを促す仲介業者Agencia Reviewsに対し、訴訟を起こした。
さらに米国では、金銭や無料商品と引き換えにフェイクレビューを依頼するウェブサイトやSNSグループを運営する業者を対象に、新たに10件の訴訟を開始。フェイクレビュー仲介業者への誘導を行っていたドイツのウェブサイト5つに対しても警告書を送付。5サイト全てが停止命令書に署名し、活動を停止した。
アマゾンでは、専門調査員、弁護士、アナリスト、その他専門家等で構成された専門チームを組成。潜在的な不正行為を未然に防ぐため、政府、規制当局等と協働し、フェイクレビュー仲介業者の摘発を継続強化する。
【参照ページ】Amazon Expands Efforts to Stop the Source of Fake Reviews With New Legal Actions Worldwide
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