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【ヨーロッパ】インディテックスとBASF、アパレル繊維洗濯中のマイクロファイバー発生抑制洗剤を発売

 アパレル世界大手スペインのインディテックスと化学世界大手独BASFは11月30日、アパレル製品の洗濯中のマイクロファイバーの発生を抑制できる洗剤「Laundry by Zara Home」を共同開発したと発表した。最大80%削減できる。

 化学繊維からのマイクロファイバー発生は、マイクロプラスチック問題の一つとして問題視されている。今回開発の洗剤は、マイクロファイバーの発生を削減できるだけでなく、洗濯時の水温が20℃と比較的低温で最も最適に機能することも検証済み。エネルギー消費を抑え、二酸化炭素排出量を削減することも可能。さらに、衣服の色落ちも抑え、繊維の寿命の長期化にも寄与。

 同洗剤は、まずスペイン、ドイツ等欧州を中心に25ヵ国でのZAR HOME小売店舗及びECサイトで販売を開始。今後他市場にも展開する。また他の洗剤メーカー向けにも成分調整し、業界全体に広げていく思惑も示した。

 マイクロファイバー発生に関しては、5月にマイクロファイバーコンソーシアム(TMC)が「排水マイクロファイバー管理」ガイダンスを、さらに6月にはマイクロファイバーコンソーシアム(TMC)とZDHC財団が、アパレル繊維生産の廃水からのマイクロファイバー発生に対処するマネジメント手法を整理したガイダンスを発行済み。アパレル繊維生産での廃水対策ガイダンスでは、テスト方法、ベースライン設定、データ基盤統合の3つに焦点を当てている。

【参考】【国際】マイクロファイバー2030コミットメント、アパレル関連44社・団体署名。環境・健康リスク(2021年10月1日)

【参照ページ】Inditex and BASF develop the first detergent designed to reduce microfiber release from textiles during washing
【参照ページ】Inditex and BASF develop the first detergent designed to reduce microfiber release from textiles during washing
【画像】Inditex

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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