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【ヨーロッパ】シュナイダーとミタル、再生エネ100%電炉生産の銅板供給で協働

 重電設備世界大手仏シュナイダーエレクトリックは11月15日、製鉄世界大手ルクセンブルクのアルセロール・ミタルが、100%再生可能エネルギー活用の電炉で生産した再生鋼板「XCarb RRP」の供給に関するパートナーシップを締結したと発表した。

 シュナイダーエレクトリックは、産業用オートメーションや配電・電子機器向けの大型電気パネル保護用途で使用される床置き型エンクロージャー「PanelSeT SFN」の製造で、「XCarb RRP」を活用する。生産するエンクロージャーは過酷な使用環境に耐えるよう設計されており、XCarb RRPに高い金属コーティング「Magnelis」を施す。XCarb RRPは、二酸化炭素排出量を従来品比で70%削減可能。

 シュナイダーエレクトリックはこれまで、アルセロール・ミタル傘下のアルセロール・ミタル・スチール・サービスセンター・ヨーロッパとともに、鋼鉄とコーティングを特定するための技術開発を協働で進めてきた。今回のアクションはこの一環。

 シュナイダーエレクトリックは、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目標として掲げており、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロ・スタンダードからの承認も取得済み。同社は、2025年までの「シュナイダー・サステナビリティ・インパクト・プログラム」で製品に使用される低炭素鋼を含むグリーン材料の使用量を50%まで拡大する目標も掲げている。

 またアルセロール・ミタルの欧州部門アルセロール・ミタル・ヨーロッパでは、2030年までに二酸化炭素排出量を35%削減し、2050年までのカーボンニュートラル達成を目標として掲げている。

【参照ページ】Schneider Electric partners with ArcelorMittal on low-carbon steel to reduce the environmental impact of its products
【参照ページ】Schneider Electric partners with ArcelorMittal on low-carbon steel to reduce the environmental impact of its products
【画像】ArcelorMittal

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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