国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は12月7日、不動産セクター向けの新たな気候債券基準(CBS)として「Buildings Criteria 2.1」をリリースした。建材の排出量「エンボディド・エミッション」も評価対象に加えた。
【参考】【国際】NZBA、不動産セクター向けファインスド・エミッション削減ガイダンス発行(2023年12月25日)
今回の改訂に関し、CBIは、EU環境タクソノミーに整合させたと説明。さらに、ライフサイクル全体での排出量を総合評価できる手法を整えたとし、意義を強調した。
エンボディド・エミッションでは、スコープ1と2だけでなく、スコープ3のカテゴリー1と2も対象とし、1m2当たりの原単位排出量を算出する。
また今回の改訂では、建物の改修プロジェクトでもCBS認証を取得できるようにした。具体的には、定義されたベースラインから30%から50%の排出削減を達成するプロジェクトにも付与される。不動産種別は、商業用、住宅用、その他を問わず可能。
【参照ページ】Climate Bonds Initiative Launches New Buildings Criteria 2.1: Expanding the scope to Embodied Emissions and in line with the EU Taxonomy
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