Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の97%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【EU】朝食指令、成立。蜂蜜、ジャム、フルーツジュース、牛乳の4品目で表示ルール改訂

 EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会は4月29日、蜂蜜、フルーツジャム、フルーツジュース、牛乳の消費者向けマーケティング情報に関するEU指令の改正を可決した。同改正指令案はすでに欧州議会を通過しており、同EU指令が成立した。官報掲載の20日後に発効し、EU加盟国は2年以内に国内法化する義務を負う。

【参考】【EU】EU理事会と欧州議会、朝食指令で政治的合意。蜂蜜やジャムでラベル表示強化。栄養と原産地(2024年2月12日)

 同EU指令は「朝食指令」と呼ばれており、蜂蜜、フルーツジャム、フルーツジュース、牛乳の4品目に関する食品の成分、表示、名称に関するルールを厳格化する内容となっている。

 蜂蜜に関しては、原産国は重量順にラベルに表示し、ラベルにはブレンドに占める各国の割合も記載される。また各EU加盟国は、ラベルへの割合表示義務を、ブレンド重量の50%以上を占める4大原産国のみに適用することを選択することも可能となった。30g未満のパッケージの場合、原産国名を2文字のISOコードで表示してもよい。別途、蜂蜜の不純物を検出し、規制を強化する方法を開発するために、欧州委員会に専門家プラットフォームが設置される。

 フルーツジュースについては、減糖商品に対する需要の高まりを反映し、「減糖果汁」「濃縮果汁」「濃縮減糖果汁」の3つの新しいカテゴリーを追加した。さらに、事業者は「果汁は天然由来の糖類のみを含む」という表示を使用することも認められることになった。 

 フルーツジャムでは、ジャムとエクストラジャムに関する果実の最低含有量を引き上げ。たは1kg当たり100g増で450g、エクストラジャムは50g増で500gに設定される。これにより、ジャムに含まれる砂糖の量を減らす。

 牛乳では、乳糖を含まない粉ミルクの製造処理を認めた。

【参照ページ】Council adopts revised 'breakfast directives' to strengthen marketing standards and improve consumer information

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。