
プラスチック世界大手オーストリアのアルプラは5月8日、リサイクル可能な再生PET(rPET)製ワインボトルを発売した。同ボトルの重量は、ガラス瓶の約8分の1。温室効果ガス排出量を最大50%削減できる上に、価格も最大30%引き下げることができる。サイズは1Lと750mLの2つ。色は透明と緑の2種類。
今回採用したrPETは、廃PETを原料と、同社のリサイクル工場でリサイクルされている。同ボトルは、rPET不使用の場合でも、瓶と比べ温室効果ガス排出量を38%削減可能。rPETを使用した場合、含有率30%で同42%減、含有率100%では最大50%減となる。
PET製ワインボトルの製造ラインは、従来の瓶ボトルの製造ラインをそのまま使用している。また、ボトルの上部も、従来型の金属製キャップをそのまま使用できる形状になっている。
PET製ワインボトルは、オーストリアのヴェーゲンシュタインにあるワイナリーから出荷される白ワインボトルで採用が決定している。同社は、rPETのみを使用したボトルを含め、2025年までに年間数百万本の製造を計画している。
【参照ページ】PET WINE BOTTLE MADE BY ALPLA CUTS CARBON EMISSIONS BY UP TO 50 PER CENT
【画像】ALPLA
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