
ドイツ化学大手コベストロは5月22日、廃ポリウレタン・マットレスフォームのリサイクル技術開発で、仏廃家具リサイクルEcomaison、仏解体事業者Secondly、ベルギー再生ポリウレタン・フォーム製造Federal Eco Foamの3社と協働すると発表した。
4社は今回、使用済みマットレスから柔軟性ポリウレタン(PU)フォームを回収し、新たな素材へとリサイクルするプロジェクト「Foam Recycling Ecosystem Evolution(FREE)」を開始。同プロジェクトは、コベストロが主導し、Ecomaisonからの資金提供も受けている。
同プロジェクトでは、使用済みマットレスフォームから、主要原料であるポリオールとイソシアネートTDIの前駆体を回収できる点が特長。マットレス切断工場でフォームの種別で選別後、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル技術を組み合わせることで、高効率でのリサイクルを実現することを目指す。今後、廃棄物処理業界と協働し、産業規模で展開することも検討する。

コベストロは2023年3月、欧州全域で展開していた研究プロジェクト「PUReSmart」を完了し、高純度で高品質なケミカルリサイクルが可能と実証済み。
【参考】【ヨーロッパ】コベストロとRecticel、マットレスのクローズド・ループ・リサイクル実証に成功(2023年4月4日)
【参照ページ】Consortium develops evolutionary concept for recycling of end-of-life polyurethane mattress foams
【画像】Covestro
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