
食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーは8月、2023年度の環境アップデート報告書を公表。その中で、2030年までの中期目標に対する進捗が概ね順調であることを伝えた。
同社は、「水」「パッケージ」「気候変動」「農業」の4つの項目で中期目標を設定している。
水
- 2030年目標:商品生産用に用いた水100%を自然や地域コミュニティに還元
- 2023年実績:2023年単年で148%の水を還元
- 2030年目標:2021年から2030年までに合計2兆Lの水を自然や地域コミュニティに還元
- 2023年実績:合計8,610億Lの水を還元
- 2030年目標:水リスクの高い地域の175事業所での環境保全型水消費を実施率を100%
- 2023年実績:計画策定中
- 2030年目標:事業での水消費量を2015年比20%減
- 2023年実績:2015年比10%減に到達
- 2030年目標:事業及び農業サプライチェーンで重要な水系60ヶ所をパートナーとともに保全
- 2023年実績:計画策定中
パッケージ
- 2025年目標:パッケージのリサイクル可能素材率を世界全体で100%
- 2023年実績:90%
- 2030年目標:パッケージ素材の再生素材率を世界全体で50%
- 2023年実績:27%
- 2030年目標:2020年から2025年までに化石燃料由来のバージンプラスチック消費量を累計で300万t削減
- 2023年実績:2020年から2022年までは事業成長に伴い削減できず。2023年は75,000t削減。
- 2030年目標:販売した缶またはボトルと同数以上の缶またはボトルを回収
- 2023年実績:62%
- 2030年目標:再充填可能または返却可能な瓶やペットボトルでの商品販売量割合を25%
- 2023年実績:14%
気候変動
- 2030年目標:スコープ3まで含めた温室効果ガス排出量を2015年比25%削減
- 2023年実績:8%削減
農業
- 2030年目標:重要農作物原材料の同社「持続可能な農業原則」遵守率を100%
- 2023年実績:12農作物で64%達成。
【参照ページ】2023 Environmental Update
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