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【国際】世界経済フォーラム、自然資本でケーススタディ報告書。日本企業も1社

 世界経済フォーラム(WEF)は9月23日、ネイチャーポジティブの実現に向けたアクションを実施している7社のケーススタディを掲載した報告書を発表した。

 同報告書は、ネイチャーポジティブの実現に向けたアクションを実施しているケーススタディを掲載したもの。掲載された7社はイケア、ウォルマート、オーステッド、サントリーホールディングス、ABインベブ、ヤラ・インターナショナル、アディティア・ビルラ・グループ。WEFとマッキンゼーが共同制作し、9月23日から27日まで開催される「Sustainable Impact Meetings 2024」で発表された。

 世界の経済は、GDPの半分に当たる44兆米ドルが生態系サービスに依存しており重大なリスクと認識されている。一方で、10兆米ドルの産業創出、4億人の新規雇用の機会があるとされる。

【参考】【国際】世界経済フォーラム、世界経済44兆米ドルが生態系サービスに依存。自然保護必要性で警鐘(2020年1月30日) 【参考】【国際】世界経済フォーラム、自然環境にプラスの経済への転換を提言。雇用創出効果2030年までに4億人(2020年7月20日)

 同報告書では、持続可能な林業、サーキュラーエコノミー型のイノベーション等の7社のケーススタディを紹介。同時に、自然と共生する経済に移行するため、国際協調とイノベーションの重要性を指摘し、官民双方の取り組み強化を求めた。

  • イケア:森林破壊の防止と責任ある森林管理の実践による持続可能な林業の推進
  • ウォルマート:透明性の高い水産物のサプライチェーンの追求による持続可能な漁業の実践
  • オーステッド:洋上風力発電プロジェクト展開時の生物多様性への影響をネットゼロにする活動
  • サントリーホールディングス:水利用の効率化と水源涵養による持続可能な淡水資源の確保
  • ABインベブ:水リスクの高い水域での水資源回復ソリューションの展開による製品原料の供給確保
  • ヤラ・インターナショナル:土壌の健康を長期的に維持するイノベーションや製品の導入による長期的な生産性の向上
  • アディティア・ビルラ・グループ:廃棄物の再利用を行いバージン原料への依存度の低下によるサプライチェーンの安全性の向上

【参照ページ】Seven Multinationals Reveal Breakthrough Strategies for a Nature-Positive Future

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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