
アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は8月、米国産大豆の「大豆サステナビリティ認証プロトコル(SSAP)」の最新版バージョン4.1が、持続可能な農業促進の国際イニシアチブ「SAIプラットフォーム」の持続可能な農業の実践状況を評価するシステム「FSA(ファーム・サステナビリティ・アセスメント)」から、ゴールドレベルの評価を得たと発表した。
SAIプラットフォームは、農業関連のサステナビリティ関連認証の水準を評価している。環境、社会、経済の3つの観点から100以上の設問が用意。「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で認証ラベルが受けられる。最高位のゴールドは、基盤項目と基礎項目を100%を満たし、発展項目を75%以上満たしていなければならない。シルバーは、基盤項目100%、基礎項目80%以上、発展項目50%以上が基準、ブロンズは、基盤項目100%、基礎項目75%以上が基準となっている。
SSAPは、米国産大豆が持続可能な手段で生産されていることを示す認証プログラム。生物多様性、農地管理、労務管理、環境保全の4つの基準で構成される。最新版では新たに、「保護地域および自然生息地」「従業員基準に関する規制」「先住民族の権利」「農場における保全及び農法の刷新を通じた収穫量の最大化と環境への影響の低減」が項目として追加された。
追加項目は、SAI等が実施する持続可能な生産ガイドラインに即しており、FSAの基盤項目および基礎項目の質問事項に100%準拠。独立監査を受け、米国産大豆の顧客に対し、購入大豆のサステナビリティを保証する。2023年には、米国産大豆輸出量の70%がSSAP証明書とともに出荷されている。
【参照ページ】Updated U.S. Soy Sustainability Assurance Protocol Reaches FSA Gold Level Equivalent
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