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【国際】6カ国とUNESCO、気候変動偽情報対策で情報イニシアチブ発足。ブラジル主導

 ブラジル政府は11月19日、国連、国連教育科学文化機関(UNESCO)と共に、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたG20首脳会議(サミット)の場で、気候変動対策を遅らせ妨げる偽情報に対処するための情報インテグリティに関するイニシアチブの設立を発表した。

【参考】【国際】G20リオ首脳宣言、不平等が諸課題の根源。飢餓と貧困に対抗するグローバルアライアンス発足(2024年11月20日)

 同イニシアチブは、気候変動に関する情報インテグリティを推進する研究と行動に資金提供することが目的。誤情報や偽情報とその影響に関する研究の範囲と規模を拡大し、2025年にブラジルで開催される国連気候変動枠組条約第30回ベニン締約国会議(COP30)に向けたアクションを強化する。

 背景に、国連が2024年9月に採択したグローバル・デジタル・コンパクトがある。グローバル・デジタル・コンパクトは、SDGs達成に向け、新たなテクノロジー時代において誰一人取り残されないようにするための原則を示したもの。

【参考】【国際】国連、2100年に3.2℃上昇ペースと警鐘。民間金融に期待。未来のための協定採択(2024年9月23日)

 誤情報や偽情報については、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)においてもそのリスクが認識されている。第6次報告書(AR6)の中では、メディアや組織的な反対運動が気候変動対策を妨げ、分断を煽り、気候変動対策に否定的な影響を与えていると記載された。

 同イニシアチブへの加盟を発表した国は、チリ、デンマーク、フランス、モロッコ、英国、スウェーデン。3年以内に月1,000万米ドルから1,500万米ドルの初期資金を調達することを目標とし、UNESCOの管理のもと、NGO等に助成金として提供される予定。

【参照ページ】Fact or Fake? Brasil, UN, and UNESCO launch Global Initiative for Information Integrity on Climate Change

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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