
欧州委員会は12月5日、パリ協定6.4条に基づく国連監督カーボンクレジットをEUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)の対象として取り扱う方法を検討していることを明らかにした。
【参考】【国際】COP29、パリ協定6条市場メカニズムのルール整備完了。10年越しの決着(2024年11月24日)
【参考】【EU】欧州委、炭素国境調整メカニズム(CBAM)の実施規則発表。算定ガイダンスも(2023年8月19日)
12月に閉幕した国連気候変動枠組条約第29回バクー締約国会議(COP29)では、パリ協定6条(市場メカニズム)のスキームで最終合意に達し、6.4条に基づく国連カーボンクレジットの仕組みも動き出すこととなった。
一方、EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)では、2023年10月から2025年末までの間、同制度の開始準備として報告義務のみが課されているが、2026年1月から同制度が動き出し、国境炭素税の徴収が始まる。
現在、欧州委員会では、EU域外で認められたカーボンクレジット制度のCBAM上の取り扱いについて検討しており、国連監督カーボンクレジットについてもその対象になっているという。CBAM上も使用が認められれば、需要が喚起される。
EUでは、EUが掲げる温室効果ガス排出削減目標の達成では、EU域外で生成されたカーボンオフセットの活用はできないとのルールを定めている。但し、二酸化炭素排出量取引制度(EU-ETS)では、京都議定書に基づくクリーン開発メカニズム(CDM)と共同実施(JI)のいわゆる京都クレジットを利用することを、使用上限値を定めながらも認めてきた。しかし認めてきたのは2020年までのEU-ETSフェーズ3までで、2020年以降は認めていない。パリ協定6.4条に基づく国連カーボンクレジットもEU-ETSでの使用ルールについても注目が集まる。
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する