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【EU】業界団体、欧州議会のELV規則案を批判。欧州委原案から後退。廃車リサイクル

 欧州リサイクル産業連盟(EuRIC)と欧州廃棄物管理協会(FEAD)は2月6日、欧州議会がとりまとめているELV(使用済自動車)報告書案に対し、深い懸念を表明した。欧州委員会のELV規則原案に対し、リサイクル要件が後退していると批判した。

【参考】【EU】自動車サプライヤーや業界団体、欧州委の廃車再生基準維持要請。再生プラ含有25%等(2024年12月19日)

 現在のELV指令を廃止し、新たにELV規則を制定するプロセスでは、2023年7月に欧州委員会が政策を示し、現在、EU理事会と欧州議会との政治的合意に向けた調整に入っている。政治的合意に至れば、正式な立法手続に入る。今回の話題は、欧州議会が立場を固めるために報告書の内容に関し、内容が後退していると業界団体が修正を求めたもの。

 同報告書案では、使用済自動車から排出されるプラスチックの30%をリサイクルすることの義務化や、自動車における再生プラスチック含有量目標の義務化、ELVのクローズドループ目標の導入等については、欧州委員会の原案が維持されている。

 一方、新車製造での再生プラスチック含有率の目標は欧州委員会原案の25%目標から20%へと後退。また、クローズドループ目標も欧州委員会原案の25%から15%に引き下げた。加えて、これらの目標達成に、使用済みプラスチックを再生させたプラスチックだけでなく、バイオプラスチックと、製造工程で排出されるプラスチック廃棄物を再生させたプラスチックも含める案を示した。

 今回EuRICとFEADは、欧州議会の案は、使用済みプラスチックのリサイクルに関するアクションやイノベーションを加速させることにつながらないと指摘。「誤った進歩感を生み出し、最終的には真のサーキュラーエコノミーへの移行を害することになりかねない」と強調した。

 欧州議会の報告書案は、ケミカルリサイクルも重視する姿勢を示した。これに対し、EuRICとFEADは、既存のマテリアルリサイクル技術を軽視していると批判した。

【参照ページ】FEAD and EuRIC challenge ELV report for mixed signals on automotive circularity 【参照ページ】DRAFT REPORT

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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