
総合電機世界大手独ボッシュの子会社ボッシュ・ベンチャーズは5月8日、ディープテック系スタートアップに出資する新たなファンドを設立したと発表した。総投資額は2.5億ユーロ(約410億円)。
新ファンドでは、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)向上と天然資源保全分野で世界中のスタートアップに出資する。ボッシュ・グループでは、持続可能なモビリティ、カーボンニュートラル技術、コネクティビティの実現に向けたイノベーションを戦略分野として掲げており、新設するファンドでも「エネルギー効率」「AI」等に焦点を当てる。
ボッシュ・ベンチャーズは、2007年に設立。中国上海市、ドイツのシュトゥットガルトとフランクフルト、イスラエルのテルアビブ、米ボストンとサニーベールに拠点を持つ。年間2,000社以上のスタートアップ企業を審査、約100社が最終候補に選ばれ、6社から10社に厳選して投資。ノウハウと運営支援も実施している。
同社は、2018年からオープン・ボッシュプログラムを開始。アーリーステージでスタートアップ企業をボッシュの事業部門と結びつけ、ボッシュのサプライヤー、顧客、技術パートナーとなるための機会を提供。すでに数百のスタートアップ企業とのパートナーシップを構築済み。ボッシュ側のメリットとして、最先端技術を取り込み共同イノベーションの研究開発を行うことができる。
同社が支援した企業の中には、産業用部品のオンデマンドマーケットプレイスであるXometry、世界初の量子コンピューティング企業であるIonQが上場を果たした。現在のポートフォリオは、欧州地域は、量子コンピューティング英Quantum Motion、オープンソースプラットフォームの伊Arduino、AIスタートアップ独Aleph Alpha等。中国では、バッテリーリサイクル企業のJin Sheng、自動運転商用車の技術プロバイダーTrunkTech等。北米では、エッジコンピューティング向けAIベース半導体ソリューションのSyntiant、AIアシスト型車両管理ソリューションのMotive等。
【参照ページ】Bosch strengthens startups with 250 million euro fund
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