
IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は7月3日、SASBスタンダードの改訂案と、IFRS S2の実施に関するセクター別実践ガイドラインの改訂案を公表した。双方とも11月30日までパブリックコメントを募集し、2026年に改訂作業を完了する計画。
【参考】【国際】ISSB、SASBスタンダード改訂に着手。IFRS S1で義務化。優先セクターを特定(2024年8月4日)
全77業種で策定されているSASBスタンダードのうち、今回改訂案が示されたのは、金属・鉱業、建設資材、石炭事業、鉄鋼メーカー、石油・ガス(探査・生産)、石油・ガス(中流)、石油・ガス(精製・販売)、石油・ガス(サービス)の採掘・鉱物加工セクター全8業種と、食品・飲料セクターのうち加工食品の1業種。
改訂の対象は、主に、温室効果ガス排出量、エネルギーマネジメント、水マネジメント、労働慣行、労働安全衛生に関する指標。このうち、水マネジメントと労働安全衛生については、今回の改訂案が示された9業種だけでなく、追加で41業種の今後の改訂にも反映される模様。また加工食品業種については、栄養に関する指標も改訂対象となっている。
IFRS S2のセクター別実践ガイドラインの改訂では、SASBスタンダードの気候関連基準との整合性を確保するため、上記9業種と別途37業種のガイドラインに影響を与える。
ISSBは今回、改訂に際し、投資家、発行体、多様な地域の専門家、GRI、EFRAG(European Financial Reporting Advisory Group)、TNFD(自然関連財務開示タスクフォース)と頻繁に協議したことを強調した。
さらに、2025年末までに、インフラセクターの電気事業・発電事業と、食品・飲料セクターの2業種についても改訂案を発表することを予告。また2025年後半には、次の優先業種の検討も開始するとした。
【参照ページ】ISSB proposes comprehensive review of priority SASB Standards and targeted amendments to others
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する