
製鉄世界大手独ティッセンクルップは7月2日、同社のデュイスブルク工場が、同社初となるResponsibleSteel認証を取得したと発表した。
【参考】【国際】ResponsibleSteel、認証製鉄所が世界87ヶ所に増加。日本ゼロ。認証鋼材第1号はUSスチール(2025年5月28日)
同工場は、ティッセンクルップの主力工場の一つで、1891年から連続操業を続けている。ライン川沿いに位置する銑鋼一貫工場で、合計年間約1,170万tの銑鉄生産が可能な高炉4基と、粗鋼約1,100万tの生産能力がある。
同社は2022年にResponsibleSteelに加盟。ResponsibleSteel認証の取得に早くからコミットしていた。今回取得したのは、ResponsibleSteel認証のうち製鉄工場に付与される「コアサイト認証」。ResponsibleSteel認証には他に、認証工場で生産された製品に付与される製品単位の認証もある。
同社は、2045年カーボンニュートラルを目標として掲げている。設定した2032年目標と2045年目標は、ともに科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から承認を受けている。
同社は、一方、事業再編も進めている。7月12日には、ドイツ金属労働組合IGメタルとの間で、強制的な人員削減を回避しつつ、ドイツ国内の生産能力を縮小することで合意。具体的には、生産能力を、将来出荷目標の870万tから900万tに削減することで妥結した。
これにより、高炉9号機は2026年度初頭に閉鎖され、高炉8号機も現在建設中の直接還元プラントが稼働すると同時に閉鎖される。ボッフム工場のホットストリップミル3号機も2026年初頭に閉鎖。カストロパー・ストラッセ工場の電炉ラインも閉鎖される。これらの生産調整と効率化により、約5,300人の従業員を削減する。さらに、2029年度までに、最大4,000人の従業員を外部委託に転換する検討も開始された。
【参照ページ】thyssenkrupp Steel achieves its first ResponsibleSteel certification
【参照ページ】Consensus reached on collective restructuring agreement ‘Steel Realignment’: thyssenkrupp Steel and IG Metall lay foundation for sustainable future
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