
国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)の国連責任銀行原則(PRB)は7月28日、気候変動適応・レジリエンスに関する銀行実務者向けガイドを発行した。PRBには現在、世界356の銀行が加盟している。
PRBに加盟している日本の銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラストグループ(SMTG)、農林中央金庫、九州フィナンシャルグループ、滋賀銀行、琉球銀行、SBI新生銀行。米国の大手銀行では、シティグループが加盟している。
同ガイドでは、今後10年間で、地球の平均気温が継続的に上昇し、極端な気象現象、洪水、土砂災害、山火事、旱魃等の影響が拡大する一方、海面上昇等の慢性的な気候変動の影響も深刻化すると予測。これにより、銀行が独自の気候変動適応・レジリエンス(A&R)戦略を策定し、実体経済でのA&Rソリューションを支援する需要が高まっているとした。
また、銀行は、顧客の気候変動適応力を高める支援を行うだけでなく、人、企業、自然がより高い適応力を持てるよう、技術、製品、サービスを資金面で支援する独自の立場にあることを強調した。
同ガイドでは、「戦略」「評価」「アクション」の3つの柱について、基礎段階、責任ある実践、先進実践の3つのレベル感を提示。組織の能力、リソース、データやツールへのアクセス状況に応じて、段階的にA&Rを進化させていくことを推奨した。
【参照ページ】New Principles for Responsible Banking report to support banks addressing climate adaptation and resilience
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