
化学世界大手独BASFの日本子会社BASFジャパンは7月17日、日本農業スタートアップNEWGREEN及びヤマタネとの間で、日本の水稲栽培におけるカーボンニュートラルや低環境フットプリントにつながる新たな農法導入の支援と、その生産物の流通及び付加価値創出に向け、戦略的提携の協議を開始した。
今回の協議では、デジタルソリューション、カーボン認証プログラム、流通インフラの連携を検討。持続可能なコメ生産を支援するエコシステムの実現に向けた事業連携の在り方を模索する。
日本のコメ生産は現在、生産者の高齢化や後継者不足、気候変動による収量と品質の不安定化、インフラの老朽化等の課題があり、量・質ともに安定供給のリスクが生じている。持続可能な生産と安定した流通を実現するためには、生産性の改善や現在の栽培環境に適した栽培法の確立と収益性の改善が急務であるとした。
3社は、節水型乾田直播栽培をもとに、生産者の収益性を向上させる仕組みを強化。具体的には、BASFのアグリテック子会社BASFデジタルファーミングが開発したAI活用の栽培管理支援システム「ザルビオ」のAI技術を活用した農学的意思決定エンジン(ADE)により、栽培体系の確立を推進し、生産者へ収益が還元される仕組みの構築を目指す。
【参考】【日本】BASFとNEWGREEN、節水型乾田直播栽プロジェクト開始。メタン排出量削減(2025年3月20日)
同提携における3社の役割分担は、BASFジャパンはザルビオによる包括的なポートフォリオを提供し、NEWGREENはアイガモロボの開発・製造及び節水型乾田直播水稲栽培の実践と推進を担当、ヤマタネは物流・食品事業の強みを活かした流通インフラを提供する想定。
【参照ページ】BASF、NEWGREEN、ヤマタネの3社、脱炭素・低環境負荷米の生産・流通と付加価値の創出に向け、戦略的提携の協議を開始
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