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【国際】PRB、銀行向け自然インパクト目標設定の議論開始。銀行やNGOから意見募集

 国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)の国連責任銀行原則(PRB)は8月、銀行を対象とした自然インパクト目標設定のためのディスカッションペーパーを発行した。

 PRBは、2021年に「生物多様性目標設定ガイダンス」、2023年に「自然目標設定ガイダンス」を発行しており、すでに加盟銀行を中心としたワーキンググループの知見をまとめ、目標設定の在り方を示してきている。今回のディスカッションペーパーでは、以前から検討してきた「実行目標」から議論を一歩進め、投融資や有価証券引受を通じ、自然状態に測定可能な改善をもたらす「インパクト目標」を設定できるようにすることを目的としている。

【参考】【国際】国連責任銀行原則、生物多様性目標設定ガイダンス発行。投融資ポートフォリオ(2021年6月25日) 【参考】【国際】PRB、銀行向け自然分野目標設定ガイダンス発行。34社参画のワーキンググループが策定(2023年11月27日)

 今回のペーパーを策定したのは、UNEP FIと国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター(UNEP-WCMC)。今後、銀行やNGO等からのフィードバックを要請していく。

 策定されたインパクト目標の設定手法は、フェーズ1とフェーズ2の2段階での目標設定プロセスが整理されている。

  • フェーズ1 識別 ①優先的な自然関連へのプレッシャーの特定:ENCORE、TNFD LEAPアプローチ等を用い、投融資ポートフォリオの主要プレッシャー要因(例:土地利用変化、水利用、汚染)と重要地点を特定。
  • フェーズ1 識別 ②自然への影響の特定:主要プレッシャー要因を自然の状態変化(生態系の劣化、種の減少等)に結びつけ、昆明・モントリオール生物多様性枠組の目標に対応付け。
  • フェーズ1 識別 ③適切な指標の特定:TNFD指標やSBTNの指標を参照し、影響を測定するための指標を設定。
  • フェーズ2 目標設定と行動計画 ④SMART目標の設定:指標に基づき、具体的・測定可能・達成可能・関連性があり・期限付き(SMART)なインパクト目標を設定。
  • フェーズ2 目標設定と行動計画 ⑤行動計画策定とGBFとの整合:銀行内部の方針改定、顧客とのエンゲージメント、資金動員、ステークホルダーエンゲージメントを組み合わせて実行。GBFの目標にリンク。

【参照ページ】Nature Impact Target Setting for Banks

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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