
米化学ベンチャーOCOchemと穀物世界大手米ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)は8月18日、ADMのイリノイ州ディケーターにあるトウモロコシ加工複合施設内に、OCOchemのCarbon FluX電解槽技術を活用した二酸化炭素電解還元施設を共同建設すると発表した。人工光合成の一種。
【参考】【アメリカ】OCOchem、二酸化炭素電解還元パイロットプラント稼働。世界初ギ酸量産(2025年6月13日)
【参考】【日本】環境省、人工光合成の社会実装ロードマップ発表。2040年には基礎原料量産(2025年9月7日)
同技術では、二酸化炭素と水のみを原料としたギ酸を生産。今回建設する施設では、ADMのエタノール生産ラインから発生する生物由来二酸化炭素を、幅広い消費者向け・産業向け製品や用途に利用可能なギ酸分子に変換する。工場の建設は2025年後半に開始。2026年末の完成を計画している。
両社は、ギ酸、ギ酸カリウム、ギ酸エチル等のギ酸分子及びその誘導体のバリューチェーン開発でも協業する予定。これらの製品は、農薬、バイオマス改質、肥料、水処理、液体合成ガスキャリア、工業用溶剤、洗浄製品、金属回収、凍結防止剤、医薬品有効成分、香料等の既存、新興の幅広い用途を対象としている。
OCOchemは、2020年の研究所開設以来、Carbon FluX電解槽セルを1,500倍のスケールアップ、4倍の性能向上させ、世界最大かつ最高性能の二酸化炭素電解セルを実現。米陸軍研究局、米エネルギー省(DOE)とエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)から初期支援を受けている。2025年5月には、二酸化炭素と水のみを原料としたギ酸及びギ酸カリウムを量産する世界初のパイロットプラントの稼働開始を発表している。
【参照ページ】OCOchem and ADM Partner to Build Innovative New CO2 Conversion Facility
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