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【国際】TNFD、アダプターが620社突破。証券取引所向けガイダンス発行も。中小向けアワード開始

 自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は9月25日、初となる年次進捗報告書を発行した。TNFDアダプターが620社に達し、TNFDを参照した報告書を発行している企業も500社を超えた。

【参考】【国際】TNFD、アダプターが半年で30%増。事業会社と金融機関向けセクターガイダンス発行も(2024年7月1日)

 TNFD報告にコミットする「TNFDアダプター」には、50カ国から620社が署名しており、署名企業の時価総額の合計は7兆米ドル、運用資産の総額は20兆米ドルとなった。

 TNFD報告を実施している企業のうち、78%が気候変動報告と自然関連報告の開示を統合しており、63%が自社の自然関連課題は気候関連課題と同等かそれ以上に事業将来性にとって重要と認識していた。TNFD報告の内容では、全14項目のうち平均開示項目数は8.7だった。 (出所)TNFD

 TNFD報告の開示場所では、サステナビリティ報告書が33%、統合報告書が33%、TNFD単独レポートが17%、TCFD-TNFDレポートの形式が12%、その他が5%だった。

 報告企業の課題では、測定手法、指標の一貫性、報告用データの入手可能性と品質が懸念された。現状では、水、廃棄物、森林関連のコア指標のみに開示が集中しているが、費用対効果の高い収集・評価を可能にする新技術が登場することにより、他の中核開示指標の開示も今後増加するとTNFDは見通した。

 TNFDは、11月の国連気候変動枠組条約第30回ベレン締約国会議(COP30)で、自然データのアクセシビリティと品質向上に関する提言を発表する予定。

 またTNFDは9月30日、国連持続可能な証券取引所イニシアチブ(SSE)とともに、「自然関連財務情報開示に関するモデルガイダンス:証券取引所向けテンプレート」を発表。各証券取引所が、発行体に対し自然関連課題の理解と開示を促すための内容を示した。

 さらにTNFDは10月3日、Conservation X Labs(CXL)、国連開発計画(UNDP)とともに、中小企業を対象としたTNFD開示サポートを行うための企業を表彰する「ビジネス向け自然知能グランドチャレンジ」も発表。11月24日までソリューションプロバイダーからの応募を受け付ける。受賞者は2026年4月に発表される。受賞者には、10万米ドルの賞金と、CXL、TNFD、UNDP等からの直接支援が受けられる。

【参照ページ】Release of TNFD Status Report highlights significant market momentum on nature-related issues 【参照ページ】TNFD and UN SSE release model guidance for stock exchanges on nature-related financial disclosures 【参照ページ】New Innovation Challenge puts Nature Intelligence in the Hands of Small Businesses

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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