
タイヤ世界大手イタリアのピレリは6月25日、世界初のFSC認証取得自転車用タイヤ「P Zero Race TLR RS」の販売開始を発表した。原料の天然ゴムでFSC認証取得天然ゴムを使用した。
同タイヤは、チューブレスのロードタイヤ。競技用に特別に開発された。ブレーキング時、加速時、旋回時に優れたロードハンドリングを発揮し、転がり抵抗が非常に小さいことに重点が置かれている。また、トレッドの厚みとファブリック層を変更することで8%減の軽量化を実現。転がり抵抗でも16%減を達成した。
同タイヤは、ピレリのミラノ・ボラーテ工場で生産。世界中の小売店で販売される。同タイヤは、天然ゴム比率が23%。
同社は、2017年に「持続可能な天然ゴム方針」を発表。原料原産国でのトレーニングも行いつつ、持続可能なサプライチェーン構築を進めてきた。2018年に設立されたイニシアチブ「持続可能な天然ゴムのためのグローバル・プラットフォーム(GPSNR)」の創設メンバーの1社にもなっている。自動車向けのFSC認証取得タイヤでは、2023年にBMWの「X5プラグイン・ハイブリッド」向けに「P Zero」を上市している。
【参照ページ】PIRELLI P ZERO RACE TLR RS IS THE FIRST BICYCLE TYRE IN THE WORLD WITH FSC®-CERTIFIED NATURAL RUBBER
【画像】Pirelli
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