
ノルウェー肥料大手ヤラ・インターナショナル傘下のヤラ・クリーン・アンモニアは5月9日、ノルウェー認証大手DNV及び業界パートナーと協力し、アンモニア燃料船の安全運航に関する統一ガイドライン(Recommended Practice)を策定したと発表した。
低排出型アンモニアは、従来燃料と比較して温室効果ガス排出量を大幅に削減でき、世界のアンモニア燃料の需要は2050年までに2倍から3倍になる可能性がある。海運業界では、30隻以上ものアンモニア燃料船が建造中または発注済みの状況にある。
アンモニア燃料船は、従来の化石燃料とは異なる取り扱い方法と安全なプロトコルが必要となるが、乗組員への研修が十分ではなく、今回のガイドライン策定に至った。
同ガイドラインでは、リスクベース・アプローチを採用し、安全な船舶設計と運航を確保するためのアンモニア燃料船に特化したプロトコル、乗組員の研修、緊急時の手順、リスクマネジメントの在り方を整理した。研修機関や規制当局に対しても、同ガイドラインを参照することを推奨している。
ヤラ・クリーン・アンモニアは、船舶15隻とグローバル・ターミナル18カ所を保有。世界初のアンモニア動力コンテナ船「Yara Eyde」プロジェクトも進めており、アンモニア船の実証実験も行う計画。今回のガイドライン策定では、これまでの生産と管理から得た知見を提供した。
【参照ページ】Unlocking the safe use of ammonia as marine fuel
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