
電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は6月3日、RBA会員企業とそのサプライヤー向けに、化学物質管理リスクの特定、評価、管理の状況を報告するツール「化学プラットフォーム」をリリースしたと発表した。
同ツールは、従来、RBAの「クリーンエレクトロニクス生産ネットワーク(CEPN)」が開発してきたエクセルベースのプロセス化学物質データ収集(PCDC)ツールをオンライン化し、さらにアップグレードしたもの。
同ツールは、サプライチェーン内の化学物質管理リスクを特定、評価、管理できるように設計されたオンラインツール。一元化された化学製品データベース、自動化された安全データシート(SDS)解析、カスタマイズ可能な施設製品ライン構成、RBA-Onlineとのラウンド・トリップAPI統合等の機能を搭載しており、化学物質の使用・管理データの収集をサポートする。
同ツールの主なメリットは3つ。まず、化学物質の情報収集の容易化。各施設は、化学物質の在庫、製品ラインの定義、化学製品の消費情報、労働安全衛生リスク評価結果等の情報を一元的に入力し、顧客やステークホルダーに報告できる。
次に、「リスク・スコアカード」機能。化学製品の使用量と管理データに基づき、各施設に総合的なリスクスコアを自動的に付与。さらに、各企業は、施設、企業、サプライチェーン・レベルのリスク・スコアカードをカスタマイズして作成し、化学物質の消費データと定性的な労働者エクスポージャーリスクを総合的なリスクスコアにまとめることも可能。これにより、サプライチェーン施設間の化学物質管理リスクのランク付けと優先順位付けを容易にし、リスクベースのデューデリジェンスを促進する。
3つ目は、化学物質のスクリーニング。各企業は、施設の化学物質在庫を多数の懸念化学物質リストに照らし合わせてスクリーニングし、種々の規制要件、自主的な方針、エコラベル基準、材料制限への適合性を特定・評価することができる。独自の制限物質リスト(RSL)と製造RSL(MRSL)も追加できる。
【参照ページ】RBA Launches Chemical Platform to Support Risk-Based Due Diligence in Global Supply Chains
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