
スイス建築材料製造ホルシムは6月10日、セメント製造向けの炭素回収技術を実環境で検証する産業規模実証プラットフォーム「CaptureLab」を、フランスのマルトル・トロザンヌ工場に開設したと発表した。セメント製造向けの炭素回収実証プラットフォームとしては世界初。
CaptureLabは、同社のスイスとフランスの研究開発チームが開発したオープンイノベーション型の施設。同社だけでなく、メーカー、スタートアップ企業、研究機関等の外部パートナーが、セメント製造に適用可能な炭素回収技術を実証・検証し、スケールアップできるようにする。
同施設の面積は2,500m2あり、セメント産業から排出される窒素、酸素、二酸化炭素、水、微量不純物を主体とする排ガスの分析・処理が可能。プラグ・アンド・プレイ型の設計により、異なる炭素回収システムをマルトル・トロザンヌ工場に接続し、実証を行うことができる。
同施設で実証対象となる技術は、低温処理、化学吸収、物理吸着、膜分離、生物学的プロセス等。同社は、実証済み技術を自社拠点に導入し、ニアゼロ・セメントの生産に繋げていく考え。初回のプロジェクトは、仏工業ガス大手エア・リキードが実施中。プラットフォームの運営はホルシムが担う。
【参照ページ】Holcim launches industry’s first carbon capture test platform to validate advanced technologies
【画像】Holcim
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