
東レは11月18日、サウジアラビアのダンマンにある子会社Toray Membrane Middle Eastが、海水淡水化用RO膜の新工場を増設し稼働を開始したと発表した。
近年、海水淡水化プラントは、環境保護の観点から従来の蒸発法から消費エネルギーを大幅に削減可能な水処理膜法へと移行している。人口増加や産業発展に伴い水不足が深刻化する中、水処理膜法による海水淡水化技術は、持続可能な水資源確保が可能なソリューションとして注目され、省エネルギーかつ高性能な水処理膜技術への期待が高まっている。
同社は2025年6月、水処理膜から水処理プロセスまで一貫した水処理技術サービスを提供する施設「中東水処理技術センター(MEWTEC)」の新設を発表。 今回の新工場の増設により、省エネルギー型の水処理膜技術を適時に市場へ供給する体制を強化し、同地域の水問題解決への貢献を目指す。また、海水淡水化用ROエレメント製品を製膜工程から組立まで一貫生産する同国初の企業となった。
【参考】【サウジアラビア】東レ、水処理技術サービス拠点新設。中東・アフリカでサービス強化(2025年6月19日)
【参照ページ】サウジアラビアに水処理膜製造の新工場を増設-海水淡水化用RO膜を製膜から組立まで一貫生産する同国初の企業に-
【画像】東レ
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