
金融情報世界大手米MSCIは6月24日、不動産を対象とした気候変動物理的リスクデータプロバイダー米ファースト・ストリートを買収したと発表した。機関投資家、金融機関、企業向けの提供サービスを強化する。
ファースト・ストリートは、気候リスク財務モデリング(CRFM)というカテゴリーを構築。観測された事象に基づいて検証されたマルチハザードモデルを構築し、現在と将来の物理的リスクへのエクスポージャー、資産損害、事業中断を評価している。
ファースト・ストリートは現在、世界中の20億棟以上の不動産を対象に、気候変動物理的リスクの定量評価データを提供。MSCIは今回買収したことで、これらのデータセットをMSCIの既存ツールに統合していく。
ファースト・ストリートの独自調査によると、過去20年間で、異常気象の発生後に企業が業績下方修正を発表する確率は6.5倍以上高まっているという。MSCIは今回、異常気象や地政学的混乱により、アセットの立地が投資リスクや機会を評価する上で重要な要素となっている中、銀行、保険会社、運用会社、アセットオーナー、企業にとって、立地に基づくリスクを分析し行動する能力が、将来の成功を左右する重要な決定要因となりうると伝えた。
【参照ページ】MSCI Acquires First Street to Enhance Physical Climate Risk Capabilities for Financial Decision Making
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