【南米】カーギル、2025年までに主要作物で森林破壊と農地転換ゼロ。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ

　食品世界大手米カーギルは11月27日、2025年までにブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの主要な連作作物の直接・間接サプライチェーンで、森林破壊と森林の農地転換をゼロにすると発表した。

　同社は、2030年までに南米全域で森林破壊と土地転換のない大豆生産にコミット済み。今回のアクションでは、対象を大豆、トウモロコシ、小麦、綿花等に拡大する。アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ産のこれらの作物は、世界の貿易量の約30%、総生産量の13%を占める重要地域。

　カーギルは、国際環境NGOの世界資源研究所（WRI）の地理空間に関する専門的知見を活用し、自然生態系と農場地域のモニタリング、報告、検証を強化。食糧安全保障、生物多様性保全、気候変動対策として、森林破壊と農地転換を伴わないサプライチェーンの実現を支援する。

【参照ページ】Cargill Announces Commitment to Eliminate Deforestation and Land Conversion in Brazil, Argentina and Uruguay by 2025

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所