CSR担当者向けITツールが海外で進化してきている。サスティナビリティ管理ソフトウェア世界大手の仏Enablonは、GRIからGRIガイドライン第4版(G4)の認証を取得し、さらに、サステナビリティレポート作成支援オンラインツールを運営するWiznessとの提携を発表した。この提携によりデータ収集やモニタリングから、オンラインでの情報開示、ステークホルダーエンゲージメントまで、あらゆるサステナビリティ業務管理を可能にするソフトウェアサービスを開始する。
Enablonの顧客リストには、アクセンチュア、BNPパリバ、ロレアル、ピューマ、オフィス・デポ、アルカテル・ルーセント、ボッシュ、ダノンなど錚々たるグローバル企業がその名を連ねる。海外ではサステナビリティは企業戦略の重要な構成要素となっており、担当者の効率的な業務遂行を支援するため、SAPやブルームバーグなど大手IT企業もツールを展開するほど市場が熱い。サステナビリティ分野専業であるEnablonは、業界をリードするため、昨年アップデートされたGRIのG4への対応を素早く対応させた。
Wiznessとの提携の意義も大きい。従来、企業はレポーティングに膨大な時間を割いていたが、Wiznessが、情報を入力するだけで綺麗な報告書を創りあげてくれることで、CSR担当者は構成やデザインといった頭の痛い業務から解放されるようになってきた。今回、Enablon上に載っている情報が一元的にWiznessでも活用できるようになることで、マネジメントデータを素早くレポートティングに活用できるようになる。
【企業サイト】Enablon
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