金融世界大手仏ソシエテ・ジェネラルの投資銀行・運用部門ソシエテ・ジェネラル・セキュリティーズ・サービシーズ(SGSS)は11月22日、投資ポートフォリオのESG報告を支援する新サービスを機関投資家向けに開始したと発表した。
同サービスでは、MSCIの手法を用い、投資ポートフォリオの二酸化炭素排出量、取締役会構成、経営陣報酬、労働慣行、製造者責任等を考慮したスコアを提供する。機関投資家は、これらのスコアを用いることで、構成銘柄の中で優良企業と成果の低い企業を見極め、投資ポートフォリオの財務リターンと非財務リターンを改善する銘柄変更ができるようになる。
ソシエテ・ジェネラルは11月13日、部門横断でESG投資を推進するための新たな戦略「Sustainable and Positive Impact Finance」を策定。邦人融資部門では、再生可能エネルギー等に2020年までに100億ユーロのプロジェクトファイナンスにコミット。証券部門では、グリーンボンドの発行引受を増加。投資ソリューション部門では、インパクト投資の仕組債を商品ラインナップに追加。投資運用部門では、国連持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する上場投資信託(ETF)の設定を行っている。今回のESG報告支援サービスも、この「Sustainable and Positive Impact Finance」の一環。
【参照ページ】Societe Generale Securities Services launches ESG Reporting, a tool to measure investment strategies’ impact on society
【参照ページ】Societe Generale launches a “Sustainable and Positive Impact Finance” offering within the global banking & investor solutions’ activities
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら