国連責任投資原則(PRI)は9月10日、卓越したESG投資を実践しているアセットオーナー署名機関「PRI Leaders' Group」の2019年選定結果を発表した。全部で47のアセットオーナーが選ばれた。但し、日本のアセットオーナーの選出はゼロだった。
PRIは、長期計画を示す「ブループリント」の中で、世界的にESG投資を促すために優れたアセットオーナーのアワードを新設することを決定。今回が初年度の結果発表となった。選定においては、上場株および非上場株運用での委託先運用会社の選定、任命、モニタリングが評価対象となった。そのため、運用会社やサービスプロバイダーは対象外。また、運用会社に運用委託を全くしていないアセットオーナーも対象外となった。
今回選定された47機関のうち、36%は、PRI発足2006年からの署名機関。10年以上ESG投資を実践している大手機関投資家が、実践レベルを上げていることがわかる。
PRI Leaders' Group 2019
- カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)(米国)
- Mercy(米国)
- Wespath Investment Management - 合同メソジスト教会(米国)
- BT年金基金(英国)
- CDCグループ(英国)
- USS(英国)
- 英国国教会コミッショナー(英国)
- 環境庁年金基金(英国)
- ストラスクライド年金基金(英国)
- エジンバラ大学(英国)
- TPT Retirement Solutions(英国)
- Joseph Rowntree Charitable Trust(英国)
- アクサ・グループ(フランス)
- 預金供託金庫(CDC)(フランス)
- フランス公務員退職年金基金(ERAFP)(フランス)
- フランス年金準備基金(FRR)(フランス)
- Ircantec(フランス)
- MACIF(フランス)
- MAIF(フランス)
- アリアンツ(ドイツ)
- VERKA VK Kirchliche Vorsorge(ドイツ)
- ABP(オランダ)
- ASR Nederland(オランダ)
- FMO(オランダ)
- Pensioenfonds PNO Media(オランダ)
- Pensioenfonds voor de Woningcorporaties(オランダ)
- スイス再保険(スイス)
- チューリッヒ保険(スイス)
- AP1(スウェーデン)
- AP2(スウェーデン)
- AP6(スウェーデン)
- スウェーデン教会(スウェーデン)
- Swedfund International(スウェーデン)
- ストアブランド(ノルウェー)
- Church Pension Fund(フィンランド)
- Varma Mutual Pension Insurance(フィンランド)
- VBV Vorsorgekasse(オーストリア)
- Bâtirente(カナダ)
- CBUS Superannuation Fund(オーストラリア)
- First State Superannuation(オーストラリア)
- HESTA Super Fund(オーストラリア)
- Local Government Superannuation(オーストラリア)
- VicSuper(オーストラリア)
- Vision Super(オーストラリア)
- New Zealand Superannuation Fund(ニュージーランド)
- Trust Waikato(ニュージーランド)
- Eskom Pension and Provident Fund(南アフリカ)
【参照ページ】THE PRI LEADERS’ GROUP 2019
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