
インデックス開発世界大手米MSCIは11月7日、EUサステナブルファイナンス政策の一環で策定された低炭素ベンチマークに整合性のある2つのインデックスをリリースした。欧州委員会が9月に案を発表した「EU気候移行ベンチマーク(EU CTB)」と「EUパリ協定整合ベンチマーク(EU PAB)」にそれぞれ対応している。
【参考】【EU】欧州委TEG、低炭素「ベンチマーク」最終報告書発表。ESGベンチマーク内容開示も(2019年10月4日)
上記ベンチマークは、EUとして最終報告書を発表した段階で、まだ公式に決定したわけではないが、MSCIは最終報告書から今後大幅に変更することはないと判断。先行してインデックスをリリースすることを決めた。CTBに対しては「MSCI Provisional Climate Change EU Climate Transition indexes」、PABに対しては「MSCI Provisional Climate Change EU Paris-Aligned indexes」という名称とした。特に前者に関しては、既存の「MSCI Climate Changes Indexes」のメソドロジーも、同インデックスのメソドロジーと整合するよう移行する予定。移行は2020年4月30日を目指し、移行の適否に関するパブリックコメントを事前に募集する。
【参照ページ】MSCI to launch two series of provisional EU Climate Indexes
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