鉱山サステナビリティ認証の「責任ある鉱業認証イニシアチブ(IRMA)」は1月8日、独自動車BMWが、自動車業界として初のIRMA加盟企業となったと発表した。すでにグローバル企業が数多く署名しているが、日本企業の署名はゼロ。
IRMAは2006年に発足。鉱山事業に関する基準を設定している。設定されている基準は、環境面では、二酸化炭素排出量、大気汚染、廃水、生物多様性、騒音・振動、シアン管理、水銀管理。社会面では、労働慣行、労働安全衛生、地域の健康と安全、紛争鉱物、文化遺産、中小・零細企業マネジメントがある。加えて、先住民族の権利、強制移住、緊急時対応、苦情処理と救済措置等でも基準を設けている。
現在の加盟企業は、アルセロール・ミタル、アングロ・アメリカン、ティファニー、マイクロソフト。NGOからも、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)、Fauna & Flora International、国際自然保護連合(IUCN)が加盟。Better Coal、業界労働組合も加盟している。基準設定では、Resnponsible SteelやAlliance For Responsible Mining、森林管理協議会(FSC)も協力している。
【参照ページ】BMW GROUP JOINS THE INITIATIVE FOR RESPONSIBLE MINING ASSURANCE