オイシックス・ラ・大地は2月13日、食品宅配サービスのミールキット「Kit Oisix」の外袋を、サトウキビ由来の植物原料を配合したバイオマスプラスチック素材に切り替えると発表した。4月出荷分から順次切り替え、5月には全品切り替えとなる予定。
同社によると、今回のバイオマスプラスチックの活用と、プラスチックの減容化により、年間で石油由来プラスチック使用量を約3t、二酸化炭素排出量を約13t削減できる見込み。外袋を構成する袋、レシピポケット、インク、接着剤の全素材でバイオマス素材を使用。ミールキットでは日本初の取組みだという。但し、さとうきびが、サステナビリティ認証を取得しているかは不明。場合によっては、環境破壊を伴う農法をしている可能性もあり、今後の課題と言える。加えてそもそも使い捨て素材そのものを如何に減らせるかも重要なテーマとなる。
また同社によると、Kit Oisixは、必要量の食材と調味料がレシピとセットになっているため、家庭での食材廃棄を減らすことが可能だという。利用者調査では、1食あたり食材廃棄量が約3分の1に減少することが分かった
一方、食品宅配では、配送車両からの二酸化炭素排出量も大きな課題。今後オイシックス・ラ・大地がどのように配送の二酸化炭素排出量をゼロにしていくかに注目が集まる。
【参照ページ】ミールキット「Kit Oisix」全品の外袋を植物由来プラに変更
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