国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は3月30日、銀行向けに融資ポートフォリオのインパクト測定ツールを発表した。改善に向けたフィードバックを募る。
今回のツールは、国連責任銀行原則(PRB)を念頭に、インパクト測定の便利ツールとして用意したもの。PRBでは、融資でのインパクトを測定することを義務付けているが、国際的な標準ツールや標準的な測定手法が固まっていないことが課題視されていた。そのため、今回はUNEP FIが組成した「Positive Impact Initiative」が、ポジティブ・インパクト・ファイナンス原則(PIIF)と整合性のある形で、独自にインパクト評価ツールを作成した。
【参考】【国際】UNEP「ポジティブ・インパクト・イニシアチブ」、ワーキンググループを2つ新設(2019年4月5日)
【参考】【国際】主要金融機関19社、SDGs達成に向け「ポジティブ・インパクト・ファイナンス原則(PPIF)」を制定(2017年2月16日)
同ツールは、エクセルの形で提供された。銀行の業態や事業実施国等を入力するとインパクトを発揮できる分野が算出され、測定できるようになっている。
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら