【イギリス】政府、検査・追跡・隔離の新型コロナ封じ込め戦略を導入。アプリもリリース 2020/05/30 最新ニュース

【イギリス】政府、検査・追跡・隔離の新型コロナ封じ込め戦略を導入。アプリもリリース 1

 英保健省は5月28日、公的医療制度「国民医療サービス(NHS)」による新型コロナウイルス感染者の検査及び追跡ルールを開始すると発表した。今後イングランド地方では、検査で陽性反応が出た人はNHSによる追跡の対象となり、家族や15分以上2m以内にいた人の情報の共有が義務付けられた。また接触者も、無症状の場合でも14日間の自宅待機が義務付けられた。

 英国では、いわゆる外出規制措置「ロックダウン」が解除され、店舗の再開が進められている。それと同時に、一定程度収束したパンデミックの拡大を防ぐため、封じ込め戦略を強化。感染者の追跡と隔離を徹底する態勢に移る。

【参考】【イギリス】政府、外出規制緩和で公共交通機関利用での感染予防ルール発表。2m以上距離等(2020年5月17日)

 感染者との接触で自宅待機している人は、症状が出てきた場合、オンラインでの検査を予約できるようにした。もし検査で陽性反応が出れば、7日間、もし症状が緩和しない場合はそのときまで自宅待機義務が延長される。そのまま症状が出ない場合は、14日間で隔離義務が解除される。家族については、自宅以外の場所で自主隔離していてもよい。自宅隔離者は、法定の疾病休暇制度の対象となる。

 保健省は今回の体制構築のため、同省のイングランド公衆衛生サービス(PHE)で、追跡スタッフを25,000人を確保。陽性反応者1万人の追跡調査ができる体制を整えた。必要になれば規模をさらに拡大するという。検査は日量20万人の検査体制をとり、ドライブルスルー型検査場も50ヶ所に設置した。

 学校に対しても、6月1日から学校や幼稚園・保育園を再開することに伴い、5歳未満にも検査を受けられるようにした。

 保健省は、地方政府との連携が不可欠と説明し、地方政府に対し3億ポンド(約400億円)の予算を付けた。また政府による追跡アプリもリリース。ワイト島での導入テストも成功し、今後イングランド中に展開される予定。アプリをダウンロードすると、感染状況等が閲覧できる。一方で、スマートフォンを持っていない高齢者への対策が不十分になるとの懸念も出ている。

【参照ページ】Government launches NHS Test and Trace service

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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