ESG評価世界大手仏Vigeo EIRISは9月24日、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)ガイドラインに基づき上場企業の情報開示を格付する「TCFD気候戦略評価」レポートサービスを開始したと発表した。上場企業の状況を評価し、機関投資家向けに提供する。すでに日本企業も含む2,855社の評価が行われた。
今回発表のサービスでは、TCFDに基づき、ガバナンス、戦略、リスクマネジメント、指標と目標の4分野で企業の状況を評価。100点から0点までのスコアが付与される。
同社は今回、同じムーディーズ・グループの気候変動物理的リスク評価大手427と合同レポートを発表。先行調査された2,855社の傾向を公表した。その結果、経営陣に明確に気候関連責務を与えた企業は15%しかなく、取締役会に気候変動のリスクと機関に関する報告プロセスを確立している企業は16%だった。
同レポートでは、スコアの世界上位16社も公表。トップは、サンゴバン、スエズ、ERG、スイス再保険の4社。10位には大阪ガスが入った。
【参考】【国際】ムーディーズ、グループ内ESGサービスを統合。「ESGソリューション・グループ」発足 2020/09/15
【参照ページ】Vigeo Eiris releases TCFD climate strategy assessment
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