インデックス開発世界大手米MSCIは10月27日、EUベンチマーク規則に基づく「気候パリ協定整合性インデックス」シリーズをリリースした。2019年に買収したカーボンデルタの知見を活用し、新たな気候変動特化型のESG株式インデックスを開発した。
【参考】【国際】MSCI、カーボンデルタと買収契約締結。投資家の気候変動リスク定量化支援(2019年9月11日)
今回開発したインデックスは、気候変動による将来の企業価値を包括的に見通すため、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)を基に、移行リスク、物理的リスク、グリーン市場機会、1.5℃整合性の4つの観点を包括的に分析。MSCIの子会社MSCI Barra Sàrlとカーボンデルタが開発したツール「Climate Value-at-Risk(Climate VaR)」、スコープ3の排出量データ、グリーン売上等のデータを活用したユニークなインデックスとなっている。また、EUベンチマーク規則にも準拠している。
同インデックス・シリーズは、地域別の8つのインデックスで構成されている。具体的には、ワールド、ワールド(米国除く)、ACWI、米国、欧州、欧州経済通貨同盟(EMU)、日本、新興国。
【参照ページ】MSCI Launches Climate Indexes to Help Investors Seeking to Align with 1.5°C Paris Climate Pledge
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