小売大手豪コールズは11月11日、オーストラリア・シドニーに、同国初となるサステナビリティ特化型店舗を開店すると発表した。植物由来製品200種以上を販売する他、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ等の詰替補充スペースを設置。補充容器には、再生プラスチックやとうもろこしを原料に用いるという。
詰替補充スペースでの購入ステップとして、消費者はまず、補充容器のサイズを選び、希望の商品を選択。容器を蛇口の下に設置し、充填した後、購入となる。小売店での詰替補充モデルは、小売世界大手米ウォルマート傘下の小売英アズダも10月に発表。取り組みが進み始めている。
【参考】【イギリス】ユニリーバ、商品補充型販売のトライアル販売開始。P&Gも新型詰替容器で廃プラ削減(2020年10月28日)
同店舗では、サーキュラーエコノミー推進のため、ショッピングカートの原料でも、牛乳のプラスチック容器をリサイクルしたプラスチックや、リサイクル推進豪REDcycle提供の再生プラスチックを活用。リサイクル素材を原料とする買い物袋が無料で利用できる他、食品慈善団体へ寄付の困難な食品については、堆肥化やバイオマス発電として活用する。
また、同店舗は地域密着型で、地域の肉屋、パン屋、カフェ等から商品を調達。地域住民のペットへの支出が全国平均で10%高いことに着目し、ドッグフードの詰め放題スペースの設置や、ペット用アイスクリームの提供等も行う。
さらに、アジア人コミュニティの需要に合わせ、アジア系ブランド600種以上の提供とバイリンガル店員25人以上の採用を実施。87%が仕事帰りに夕食を購入する傾向にある同地域住民のため、出来合いの食品800種以上を提供する。
【参照ページ】Coles unveils innovative local supermarket in Sydney
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