国際的な気候変動情報開示推進NGOのCDPは11月16日、市政府の環境対策レベル評価において、最高位Aを獲得した「Aリスト」を公表。世界88都市がAを獲得した。同調査では、都市の二酸化炭素排出量削減、気候変動適応、水リスク対応で評価されている。都市のAリストを発表するのは今年で3回目。
Aを獲得したのは、アジアでは、ソウル、香港、台北、台中、高雄、屏東県、ケソン(フィリピン)、イスカンダル地域開発庁(マレーシア)の8都市。日本はゼロ。米国では、ニューヨーク、ワシントンDC、ロスアンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトル、ボストン、デンバー、オークランド、フィラデルフィア、パロアルト、インディアナポリス、ミネアポリス等。カナダのトロント、カルガリー、バンクーバーや、中南米ではメキシコシティ、ブエノスアイレス、リオデジャネイロも選ばれた。欧州では、ロンドン、パリ、ベルリン、フィレンツェ、アテネ、バルセロナ、コペンハーゲン、ストックホルム、チューリヒ、モスクワ等。オセアニアでは、キャンベラ、シドニー、メルボルン、アデレードの4都市が入った。
Aリスト入りした全88都市は、二酸化炭素排出量の大規模な削減目標を設定。2015年の44都市から5年間で2倍になった。また全88都市は、気候変動適応計画も策定しており、同数も2015年の26都市から約3.5倍となった。
【参照ページ】Five years since Paris Agreement, CDP reveals global cities leading on environmental action
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