金融情報世界大手ブルームバーグは1月27日、「男女平等指数(GEI)」の2021年版構成銘柄を発表した。ブルームバーグは、2016年から金融機関世界大手を対象とした男女平等指数「ブルームバーグ金融サービス企業男女平等指数(BFGEI)」の発表を開始し、2018年からは全業界対象とする「ブルームバーグ男女平等指数(GEI)」を発表している。同指数は、自主応募で参加を表明した企業のうち、ジェンダー観点で一定基準を満たす企業が構成銘柄となる。
構成銘柄は、2020年の42ヵ国325社から今回44ヵ国380社に増加した。選ばれた企業は、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、BNPパリバ、UBS、クレディ・スイス、ウニクレディト、ING、イタウ・ウニバンコ、DBS、バークレイズ、アクサ、アリアンツ、スイス再保険、AVIVA、中国人寿保険(台湾)、ブラックロック、ステート・ストリート、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、S&Pグローバル、香港証券取引所、シンガポール証券取引所、A.P. モラー・マースク、アングロ・アメリカン、エネル、リンデ、ダウ、デュポン、インテル、フォード、バーバリー、アストラゼネカ、コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCEP)、ABインベブ、ディアジオ、ダノン、ユニリーバ、ウォルマート、ターゲット、ヤム・ブランズ、ヤム・チャイナ・ホールディングス、GAP、インフォシス、P&G、ネスレ、ロレアル、マリオット・インターナショナル、ケリング、バーバリー、NIKE、ペイパル等。
日本企業では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス、野村ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、花王、ユニ・チャーム、新生銀行、大和ハウス工業、住友林業、積水ハウスの12社
GEIの評価対象は、時価総額10億米ドル以上の企業もしくは米国での上場企業。ブルームバーグが、Women’s World Banking、Catalyst、Working Mother Media等の専門NGOと協働で作成した社会調査票を基に企業が自主的に回答を行い、その回答をもとにブルームバーグが採点する。調査では、情報開示状況と開示内容の双方で評価され、男女の賃金平等といった社内視点だけでなく、サプライヤーの男女平等考慮、女性顧客の定着率など社外視点も含まれる。
【参照ページ】Bloomberg’s 2020 Gender-Equality Index Expands to Include 325 Public Companies Globally
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