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【アメリカ】コカコーラ北米ボトラー、主力商品で100%再生ペットボトルへの切替開始

 食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーの北米ボトラー子会社コカ・コーラ・ノースアメリカは2月10日、カリフォルニア州、フロリア州と、北東部の数州で、同社ブランド「コーラ」「ダイエットコーラ」「コーラゼロ」「コカコーラフレーバーズ」の13.2オンス(約400ml)容器を、廃棄物をリサイクルした100%再生PET(rPET)に切り替えると発表した。米国でのrPET利用は同社初。

 同社は、20オンス(約600ml)のrPET容器でもrPETの投入を計画している。「コカ・コーラ」ブランドでは2月からカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州で、飲料水ブランド「DASANI」は3月からニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州で、「Glaceau Smartwater」は6月からニューヨーク州、カリフォルニア州で販売を開始する。また「スプライト」では、2月からニューヨーク州、カリフォルニア州、フロリダ州で、13オンスのrPET容器での販売を行う他、2022年末までに全容器を透明な仕様に変更し、リサイクル性を高める。

 同社は、今回発表のアクションにより、北米全体でのバージンプラスチック使用量を2018年比20%削減できると分析。米国拠点での二酸化炭素排出量を年間1万t削減できるという。

 同社のビジョン「World Without Waste」では、2030年までに容器製造でのリサイクル素材含有量を50%にする目標を掲げており、同社グループでのrPET導入は米国で19カ国目。2030年までに販売と同量の容器回収とリサイクルも目標としており、中間マイルストーンとして、2025年までに包装を100%リサイクル可能にするとしている。現時点での北米拠点では94%以上がリサイクル可能だという。

 消費者の意識を高め、リサイクルを促すため、100%rPETのラベルでは、「Recycle Me Again」とメッセージを記載。外出時の広告、ラジオ広告、店内広告、ソーシャルメディアでのコミュニケーション等も積極的に活用する。

【参照ページ】Endlessly Refreshing: Coca-Cola North America Rolls Out Bottles Made from 100% Recycled PET Plastic
【画像】The Coca-Cola Company

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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