仏エコロジー転換省は4月30日、2020年制定の反廃棄物法に基づき、2025年までの「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」目標を定めた政令を発布した。フランス政府は、現在年間220万t排出している使い捨てプラスチック包装・容器を、2040年までに全廃する政策目標を掲げている。
フランスでは、2019年と2020年に開催された市民集会「Citizen's Convention for the Climate」の場で、フランスの二酸化炭素排出量を1990年比で40%削減するビジョンが発表され、フランス政府としても呼応する政策を打ち出している。反廃棄物法では5年毎に具体的な目標数値を設定することを義務化しており、今回の発表はその第1弾の内容となる。
まず、2025年末までに、電球や電池のパッケージ等の不要な使い捨てプラスチック容器・包装を100%廃止する。さらに、それでも残る使い捨てプラスチック容器・包装を20%削減し、廃棄物の50%を再利用もしくはリサイクルする。さらに2025年1月1日までに使い捨てプラスチック容器・包装を100%リサイクルできるよう、製品設計の変更やリサイクル・インフラの整備を行う。
【参照ページ】Loi anti-gaspillage : la France, premier pays au monde à se doter d'un objectif de sortie des emballages plastiques à usage unique
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