世界経済フォーラムのサーキュラーエコノミー都市イニシアチブ「Scale360°」は7月23日、コンセプトを導入するプログラム「サーキュラー・シェイパー」に参加する10の都市拠点を発表した。2021年2月から7月まで実証導入をしていた4都市を加え、14都市でサーキュラーエコノミー型の都市に向けたテクノロジー導入が行われる。
Scale360°は、世界中の都市、国、地域にあるイノベーション・ハブを活用し、科学、政策、企業のリーダーたちを結集し、サーキュラー型への転換を図るイニシアチブ。サーキュラーシェイパーは、政府、企業、NGOのステークホルダーが協力して、地域のニーズに合わせたサーキュラーエコノミー型プロジェクトを設計、組成、実施していく。
サーキュラー・シェイパーは、世界経済フォーラムの若手組織「グローバル・シェイパーズ・コミュニティ」を設置している世界448都市が候補。今回10都市が選定された。選定されたのは、米オークランド、中国・北京、イタリアのミラノ、ルーマニアのブカレスト、トルコのアンカラ、パキスタンのラホール、メキシコのモレリア、パラグアイのアスンシオン、バーレーンのマナーマ、ブータンのティンプー。
選定された10都市は、Scale360°が策定したフレームワーク「Scale360° Circular Innovation Playbook」を採用し、第4次産業革命型のテクノロジーを導入していく。これにより、廃棄物削減、再利用強化、経済成長、雇用創出を同時に追求する。
Scale360° Circular Innovation Playbookの開発では、実証実施した4都市での成果が投入されている。4都市は、ベルギーのブリュッセル、イタリアのトリノ、タイのバンコク、メキシコのメキシコシティ。日本の都市は、これまでゼロ。
【参照ページ】Young change-makers in 10 cities join new initiative for circular economy innovation
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