石油化学世界大手サウジ基礎産業公社(SABIC)は8月5日、廃プラスチックをリサイクルして生産した再生ポリカーボネート樹脂を世界で初めて販売すると発表した。マスバランス方式で製造されたバイオマス原料やリサイクル原料の製品を示すISCC+認証を取得した。
同社は、ケミカルリサイクルを活用した再生素材によるサーキュラーエコノミー化を積極的に進めており、今回のアクションもその一環。生産されたポリカーボネート樹脂は、同社の再生素材ブランド「TRUCIRCLE」の一つとして売り出す。
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同社は、製品ライフサイクルアセスメント(LCA)も実施。生産した再生ポリカーボネート樹脂は、従来の製品と比較して、二酸化炭素排出量を23%削減できる。ポリカーボネートは、自動車、ヘルスケア、エネルギー、B&C、消費財等で幅広く使われている。
【参照ページ】SABIC FIRST IN INDUSTRY TO LAUNCH CIRCULAR POLYCARBONATE PRODUCED FROM POST- CONSUMER MIXED PLASTIC, BASED ON ADVANCED RECYCLING
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